oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

染料としての植物と花言葉🌻2

今回は染料としての植物に付いた花言葉についての続きです。 〇な行 白膠木(ぬるで):信仰、知的、壮麗 ぬるでの木にアブラムシが作った虫こぶを染料として使います。 虫こぶの出来た部分が幹の何倍も膨れるところから、 染料としては「五倍子(ごばいし)…

4月のアンテナショップ中止のお知らせ

4月11日から15日までのbe京都アンテナショップ町家手作り百貨店は コロナウィルス感染防止の為、中止となりました。 一日も早くコロナウィルスが収束するのを願うばかりです。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、 ポチッとお願いします。 また、ブログ村…

染料としての植物と花言葉🌻1

しばらく織りの作業が続くので、 今回は染料としての植物にまつわるお話です。 私は作品を作る際、染めた糸の色合いから その時々の季節の花や自然をイメージすることが多いですが、 オリーブのような生活に身近で象徴性のある 植物で染めたことをきっかけに…

【新作】がま口コインケース 四角 ~春~

今回は桜色と赤色の二色のコインケースが出来ました。 織り模様は前回の作品と同じ菱形模様です。 口金幅8.5㎝の押し口金のがま口で、赤い色の小銭入れと色違いとなります。 春に咲く花の色合いをイメージしました。 内布はさわやかな緑色です。 赤い織り地…

同系色はしっくりきます。~織りの続き~

今回緯糸(よこいと。「ぬきいと」とも読まれます。) に使っている濃い紫色に合わせる色として、経糸にしている糸に落ち着きました。 同系色で合わせるとしっくり来て作品がイメージしやすくなるので、 色彩は本当に不思議です。 ↑このブログが気に入って頂け…

【新作】がま口コインケース ~桜~

各地で桜の花が咲いてきましたね。 今年は出かけるのを控えていることもありなかなか春らしさを感じにくいですが、 少しでも春らしさを感じたくて桜をイメージした作品を作っています。 今回は少し濃いめのサーモンピンクの糸で織った布で作った小さいがま口…

【新作】がま口財布 ~桜~

今回は桜色で織った織り地で大きいお財布が出来ました。 少し太めの糸で織ったからか、吉祥文様である菱形がよりはっきりしました。 そしてアクセントとして緑色の糸や裏地、木玉にしました。 桜の花と若葉、また桜餅などをイメージしています。 表側にはア…

【新作】がま口コインケース ~春~

今回は赤い織り地で作った小さめのお財布です。 黄色の織り模様がアクセントになっています。 そして表がしっかりした色合いなので、少し落ち着いた色合いの桜模様にしました。 口金の幅は8.5㎝でシンプルな形なので、小銭入れの他にイヤホンを入れたり 飴ち…

【新作】季節のがま口ポーチ ~春の花~

春に向けて新しい形のがまぐちを作りました。 持ち手が付いているのでフックなどにかけたりも出来ます。 春に咲く黄色い花は鮮やかながらもどこか柔らかい印象を受けます。 その雰囲気を出したくて、格子柄に織った織り布に淡い黄緑色の 内布を合わせました…

ただいま仕立て中。

こんばんは。 織りの作業と並行して織り布の仕立ても始まりました。 出来上がり次第順次ご紹介していきますね。 それでは今日はこの辺で。 おやすみなさい。(˘ω˘)zzz… ↑このブログが気に入って頂けましたら、 ポチッとお願いします。 また、ブログ村に参加…

機織り開始。 ~機かけ~

綜絖に経糸を通し終わり、 織り機の両端にある織り付け棒のそれぞれに結び付けてセットしました。 綜絖通し完了しました。 試し織りで織り模様を確認したら、いよいよ本番です。 今回も菱形の模様にしましたが、ひと模様の区切りが大きくなっています。 無事…

ひと模様ごとに少しずつ。~筬通しから綜絖通し(そうこうとおし)へ~

昨晩は台風のような強い風でとても怖かったですが、 皆様のお住いのところは大丈夫でしたでしょうか? 今日は風もおさまりお天気も回復してホッとしました。 ~筬通しから綜絖通しへ~ 先日筬に通した経糸の幅が予定した幅になっているか確認できたら、 織り…

経糸づくりと筬通し(おさとおし)

さっきテレビで荒川静香さんがスケートの演技をされていて、 歌と素敵な演技に元気をいただきました。 ~経糸づくり・整経(せいけい)~ 糸枠に巻いた糸を引き出して経糸を作り、筬(おさ)通しに進みました。 筬は櫛の目の様に空間が並んでいて、糸の太さ…

来月に向けて。~出展のお知らせと経糸巻き~

今月のアンテナショップが終了しました。 来月は4/11㈯~15㈬、11:00オープンです。 今月に引き続き春をテーマにした作品を出展いたします。 特に桜をテーマにした作品をメインにと思っています。 今月もありがとうございました。 ~経糸巻き~ 今回は糸の残…

無病息災を願って ~菖蒲の花をイメージ~

アンテナショップ、材料市もあと一日となりました。 材料市は手作りされる方におススメです。 ~次回作は菖蒲をイメージ~ 織り布を水通ししている間、次の作品の糸を準備していました。 次は少し先の端午の節句や初夏に向けて、菖蒲の花のイメージにしまし…

織りあがりました。~織り~

今回の作品がようやく織りあがりました。 今回は途中で緯糸の色や種類を変えることで、 雰囲気がそれぞれ違う織り布が出来ました。 あとは地直しをして織り地それぞれのブロックの大きさや模様に合わせて 作品を作っていきます。 ◇織った部分を見比べてみる…

再び赤色からピンク系の色にチェンジ。~織り~

赤い色の次にまた淡いピンク系の糸で織ることにしました。 今使っている糸は少し細くて色も実際は若干サーモンピンクに近い色になっています。 経糸も残り少ないのでラストスパートをかけて織っています。 色合いが変わると文様の印象も変わるのが興味深いで…

今年の桜の花が開花

寒の戻りで寒いところが多かったようですが、 関東でソメイヨシノが開花したとのニュースを聞き、春らしさを感じました。 はやく日常が戻り、安心して出かけられるようになって欲しいですね。 桜並木の風景をカード織りで表したイヤリングです。 ~ただいま…

織りの続きと出展のお知らせ

~織りの続き~ 次は赤い色を織り込んで、同系色でまとめました。 赤い部分をマチにしてお財布などの袋物にと思っています。 そして今度は赤色をベースにして、模様には黄色に染めた絹糸で文様を 織り込みました。色合いが変わるとまた違った雰囲気になりま…

腰機の展示会のお知らせ

3月末に開催予定だった腰機での織物の展示会がコロナウィルス対策のため、 残念ながら中止になりました。 一日も早くコロナウィルスが収束するのを願うばかりです。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、 ポチッとお願いします。 また、ブログ村に参加して…

東日本大震災から9年。

東日本大震災並びに福島の原発事故で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。 また、被害に遭われた方々に御見舞い申し上げます。 ヤフーのサイトでは「3.11」と検索や寄付、お買い物で応援するためのページが あります。 微力ではありますが、力になれ…

伝統文様・吉祥文様は願いのかたち

ただいま製作中。 引き続き織りの作業をしているので、 今回は文様について少し触れたいと思います。 吉祥文様(縁起の良い文様)は昔から衣服の織り模様や染めの図柄として 好まれてきました。 吉祥文様というと鶴や亀、植物などの絵で描かれた文様のイメー…

淡い緑色と相性が良いようです。🌸

春は花とともに新芽や若葉が芽吹く姿も楽しみです。 はじめはその花と若葉の色合いをイメージした配色で織っています。 こういった色合いの組み合わせは春らしさを感じられるので、 この季節になると作品に表したくなります。 ピンク系の色と緑色の組み合わ…

吉祥文様を織り出す。~織り~

織り機に経糸がかかり、織りの段階まで来ました。 ここまで進むとホッとします。 無事に織り機にかかりました。 ~試し織り~ ピンクの方が今回の本番の織り模様になります。 ↑このブログが気に入って頂けましたら、 ポチッとお願いします。 また、ブログ村…

倍数がヒント?模様がきっちりおさまってビックリ。~綜絖通し(そうこうとおし)~

地模様を織りだす変わり織りでは、その時使う経糸や筬によって 織り模様が途中で途切れたりすることが良くあります。 そういった時は織り幅の中にバランス良く収まるように計算して 綜絖(そうこう)に通していきます。 またそれとは反対で、ひと模様の経糸…

縁起の良い模様に願いを込めて。~綜絖通し(そうこうとおし)~

二重織りの試作が織り終わり、 筬(おさ)に通った経糸を機かけする作業を再開しました。 次の作業としては綜絖(そうこう)という、経糸を上下させる部品に 経糸を一本ずつ予定している織り模様になるように通していきます。 織り機の構造によって綜絖の数…

筬通しと二重織りの続き

~筬通し(おさとおし)~ 出来た経糸(たていと)を筬に通していきます。 束ねていた糸が織りたい幅に広がっていく様子はこの時だけの光景で、 機にかかった時がイメージしやすくなります。 今回は紅梅のような色合いで、華やかな雰囲気になってきました。 …

春の花をイメージして。 ~整経(せいけい)~

今回はピンク色がかった赤い糸を経糸に、 写真の右側のような淡い色合いの糸で織り模様のある織物にしようと思います。 今回の糸のメイン組み合わせです。 整整台という経糸を作る道具にある杭に必要な糸をかけていきます。 糸の残り具合をみて経糸を作って…

お雛様と赤い色の関わり🎎

今日テレビで雛人形を作っている様子が紹介されていて、 何人もの職人さん達の手が加わって作られている事が分かりました。 ちょうどお雛様を出しているので、あらためて愛着が湧いてきました。 ~お雛様と赤い色との関わり~ そして雛人形に華やかさを演出…

次の作品作りへ向けて・・・。~精錬(せいれん)と二重織り~

~糸の精錬で染めの下準備~ 次の作品作りのための下準備として糸を精錬をすることがよくあります。 精錬(せいれん)は綿糸に残った脂分や汚れを石鹸などで洗って落とします。 そうすることで糸がしっかり綺麗に染まります。 石鹸を溶かしたお湯で焚いて汚…