oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

次回作の機かけ準備

次の作品として、茶綿の糸をベースにしたたて糸の筬通し、 綜絖(そうこう)通しをしました。 茶綿糸の部分を地に、赤とオレンジの部分が織り模様になる設定です。 織り模様はこの部分のみ一つの筬目(おさめ。櫛の目の様な隙間にたて糸を通す。)に たて糸…

四季を楽しむリバーシブルコースター ~苔庭~

日本庭園やお寺の庭で見かけた、苔と庭石が市松模様に配されている 光景をイメージしたコースターが出来ました。 石と苔の色合いと紅葉や桜の花びらなどの季節の彩りとの対称が印象的で、 何か形に出来たら、と思い作りました。 秋のお茶時間には紅葉を添え…

織りあがり&房作り

この数日は割とお天気が良く、水通しした布も乾きやすそうなので 織りあがった作品を水通ししたりする仕上げの作業を進めました。 織り機から織り布を外していきます。 水通しをする前にはそれぞれの糸端を小さく結んでほつれないようにしていきます。 今回…

織り終わりまであと少し。

少しずつですが織り進めているうちに織り終わりが見えてきました。 ゴールが見えてくると少し名残惜しさは出てきますが、 それと同時に「あともう少し」、と気合が入ります。 房分のスペースを織る際にもたて糸の色が入れ替わって市松模様に。 それぞれ切り…

来月の出展に向けて。

雨が降るごとに寒さが増して、秋がいきなり深まった気がします。 そして秋に向けて作る作品も暖かさを感じられる色合いや 素材感などを感じられそうな作品を作ったり出品したくなります。 そういったこともあり、来月のアンテナショップでは今月に引き続き、…

織り方を変えて市松模様に。 ~織り~

今回の織り方はたて糸の上下の仕方を変えることで、 浮かび上がるたて糸が入れ替わります。 織る順番に気を付けて市松模様になるように織っていき、 ようやく2枚目に進みました。 房の分を見越して厚紙を入れて織り地の間を空けます。 1ブロック分が終わった…

機に掛かって織りの段階へ

あぜ棒を移動したこともあり、綜絖にスムーズに通し終って 織りの段階まで進めました。 試し織りを経てはじめは日本庭園の飛び石の色合いをイメージしたグレーの糸で 織っていきます。 ~あぜ棒の使い道~ あぜ棒はたて糸の並び順を確認したり張り具合を保つ…

変わり織りの綜絖通し

今回の織り方はたて糸の密度が高くて綜絖(そうこう)という たて糸を上下させる部品に通す際に間違えそうになるので、 ひと手間を加えました。 普段、綜絖にたて糸を通す際は自分から見て筬の向こう側にあぜ棒 (糸の並びを保つ棒。棒の間で糸がクロスにな…

綿をほぐして糸紡ぎの下準備 ~和綿栽培~

前回綿繰りした綿を弓でほぐして向きを揃え、 じんき(もしくは篠巻きともいわれます。)という棒状に丸めた綿を作ります。 繊維の向きを揃えた綿をシート状に並べていきます。 大きさの目安として一升ますを逆さにして土台にしています。 そしてじんきの端…

綿繰りをしました。 ~和綿栽培~

今日は各地で寒い日になりましたね。 この前まで夏日だったのが嘘の様です。 体調を崩さないように気を付けないと、と改めて感じます。 ~綿繰り(わたくり)~ 早い時期に出来た綿が少し集まったので、綿繰り機で綿と種を分けました。 和綿などのアジア種の…

秋半ばですが・・・。~和綿栽培~

しばらくお昼が暑かったこともあり、 まだ夏と勘違いしたのか棉の花がまだ次々と咲き、 実もたくさん付け出していて驚きました。 年々季節がずれているのか、嬉しいけれどちょっと戸惑いますが、 それでも何とか環境に順応しようとする棉の木の姿に元気をも…

織りあがって次の作品の機かけへ。

途中でローズ系の赤いよこ糸をアクセントとして織り、 ようやく織りあがりました。 この後は水通しや地直しをして予定した形に仕立てたりしていきます。 そして次に機にかける経糸(たていと)の準備をしていきます。 次はお寺のお庭や日本庭園でよく見かけ…

紅梅の色合いをイメージして・・・。

だいぶ先の季節ですが、ふたたび渋めのピンク色で紅梅の色合いをイメージして 織り進めています。 今回は購入した糸のため自分で紡いだ糸と撚り具合は違うものの、 落着いた色味という事からより和の趣が出ている感じがします。 この色合いは茜で染めてチタ…

アンテナショップが終了しました。

今月のbe京都アンテナショップ町家手作り百貨店が終了しました。 期間中お越しくださった皆様ありがとうございました。 来月より土日月3日間の開催となり、引き続き秋をテーマにした 作品をメインに出品いたします。 また、来月は手作り作品や食品販売に加え…

手紡ぎ糸でまた違った風合いに。 ~織り~

冬から春先に向けて梅の花の色合いをイメージして、 少し落ち着いたピンク色の糸に替わりました。 糸は少し薄めに茜を染め、チタン成分を含んだお湯で色止めしたことで、 少し青みのある色合いになりました。 今回のよこ糸は自分で紡いだ綿の糸で、太さが所…

織り方を決めて織りを再開

試し織りを経て両面に模様が浮き出る織り方に決め、 踏み木の設定をし直して織り始めました。 そして、引き続きbeアンテナショップ町家手作り百貨店が開催中です。 様々な手作り作品や体に優しい食品などが並んでいます。 ギャラリーの周辺では京都御所や相…

今月のオススメ作品

今回は今アンテナショップに出品している作品の中で、 秋の植物をモチーフにしたアクセサリーやしおりなどの小物を ご紹介します。 ふわふわブローチ ~紅葉~ こちらは綾織りの織り目の変わり目を紅葉した葉の葉脈に見立てた ブローチです。 木綿の綿を入れ…

今日からアンテナショップが始まりました。

be京都アンテナショップ町家手作り百貨店が始まりました。 暦の上では秋の中頃ということで秋の自然や食べ物などをモチーフにした作品が メインになっています。 今月出品しているおすすめの作品を少しずつご紹介していきたいと思います。 中秋の名月という…

出展のお知らせと試し織り

明日10/9㈯からbe京都アンテナショップ町家手作り百貨店が始まります。 今月と来月は秋本番ということで、秋らしい風景や、 栗やチョコレートのスイーツをモチーフにした作品を出品しています。 モンブランケーキをイメージしたブローチ ベージュの部分は栗…

二回目の染めと綜絖通し

2つ目の糸の2回目の染をするとおもっていたより染まっていたので、 水洗いし干して色の様子を見ました。 乾くと色味が一つ目の糸とそんなに色が変わらなくなり、 違和感なく作品作りで合わせられそうです。 (写真では右側の糸は濡れている状態です。) また…

栗の皮染めの続き

二度目の染めをしてみると、赤みのある濃いめのベージュといった感じに なりました。 香りもほのかに栗の渋皮煮の様な香ばしさや甘さを感じられ、 食欲がわいてきました。✨ そして今度は少し太めの綿糸を先媒染(さきばいせん)しておいてから 染めていきま…

枇杷の葉染めに続いて栗の皮で染め。&機かけ

枇杷の葉で染めた糸が乾き、日陰で干しました。 今回はオレンジ色系統の柔らかく繊細な色合いの色合いに染まりました。 秋色やオレンジ色、また赤系統の糸と組み合わせてみたいと思います。 ~秋ならではの染め・栗の皮で染める~ 栗ご飯用に剥いた生栗の皮…

2回目の染め。

前日に染めた糸をもう一度ミョウバンで媒染(ばいせん)し、 再び染め液に浸して染めました。 二回目の媒染です。 今回はどちらもミョウバンでの媒染です。 もう一度染めてから一晩おきます。 淡いながらもじんわりと色づいている感じがします。 媒染(ばい…

枇杷の葉で染色。

しばらくお天気が良さそうなので、びわの葉で木綿糸を染めることにしました。 枇杷の葉はお茶として飲まれることも多く、 煮出している時の香りがまさに健康茶といった感じで体に良さそうです。 細かく刻んだ葉が染料になります。 ↓ 何度か煮出した液を集め…

出展のお知らせと織りあがり。

まだもう少し暑い日が続きそうで、10月と改めて聞いてびっくりしました。 台風も来ていて、被害が出ないことを願うばかりです。 ~出展のお知らせ~ 今月からbe京都アンテナショップ町家手作り百貨店が再開します。 暦の上では秋中頃ということで、銀杏や紅…