先日水通しをしていた前の織り布が乾いたので、
房の始末をしてミニマットが出来ました。
一般的なお茶やコーヒーに加え、マットの色合いに合わせて
番茶やほうじ茶、また紅茶ハーブティーなどの赤みのあるお茶を入れたりと、
和洋様々なティータイムを楽しんでいただけら嬉しいです。☕🍵
ワインレッド色を淡い感じにした色合いに、
アクセントに明るい色合いの黄色を織り込みました。
今回は凹凸のある織り模様を活かしたかったので、
使う色合いを少なくしています。
~染めは化学だな、と実感~
染料は茜ですが、チタンという素材で媒染したことで、
普段よく染める黄みのある赤色とはまた違った色合いに
染まっています。
(媒染(ばいせん)は色落ちを防いだり色付きを良くする工程で、
糸などを染める前後にわずかに金属成分を含んだお湯に浸します。)
植物の中には様々な色素があり、媒染に使う金属の性質によって
発色する色も変わってきます。
アルミやミョウバンなどの比重が軽い金属の媒染剤では明るい色合い、
対して鉄などの比重の重い媒染剤では黒っぽく色味を抑えた感じに染まります。
染めたものを媒染剤に浸けると色合いがみるみる変わっていくのは
いつ見ても不思議で、魔法を見ているような感覚になります。
もともとは化学や数学はそんなに得意ではなかったんですが、
染めや織りに携わるようになってから化学や数字への苦手意識が
改善された気がします。
昔の人達も長い歴史の中で綺麗に染まる方法を試行錯誤して
染めてきたのかな、と思うとほんの少し昔の人を近く感じられる気がします。
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