気が付けばクリスマスの時期になりました。
冬至を迎えて本格的に寒さが厳しくなり、
週末にはさらにお天気が下り坂になるということで
まだ晴れ間のあるうちに買っていた糸を精錬(せいれん)することにしました。
精錬:糸にする段階で付いた油分や汚れを石鹸などで洗い落とす作業です。
これをすることで染色した時にムラなく染められます。
今回は麻糸と、木綿を撚り合わせた混紡糸を精錬しました。
麻糸
混紡糸
お湯を入れ替えてそれぞれ石鹸を溶かして焚いていきます。
しっかり石鹸をすすいで落とし、いったん外で干します。
そしてある程度水気が取れたので、あとは次第室内で干すことにしました。
📝”糸へん”メモ
染めや織り、糸に関わる言葉は似た言葉が多くあったりするからか、
それぞれの言葉の違いがいまいちわかりにくかったりします。
そんな言葉を作業の流れと合わせてまとめてみました。
今回は作り方によって呼び名の違う「糸」についてです。
〇糸の作り方の違いから付いた名前
混紡(こんぼう)糸:綿と麻、羊毛とカシミア・・等というように
違う種類の繊維を撚り合わせた糸のこと。
植物繊維同士、動物繊維同士など、
大体はそれぞれの繊維の特徴に近い繊維同士を
合わせて作られます。
(アパレル製品では綿と化学繊維を
合わせることも多いです。)
杢糸(もくいと):色が違う単糸を2本以上撚り合わせて糸にしたもの。
こちらは既に糸になったものを撚り合わせて1本の糸に
しています。
また、見た目にもカラフルなので
飾り糸として編み物や織物の印象付けに使ったり、
ラッピング資材としても使われたりします。
〇糸の撚り合わせ具合の違いから付いた名前
単糸(たんし) :綿などの繊維を紡ぎ出した1本の糸。
風合いが柔らかいですが、
その分すぐほぐれたり切れやすいです。
双糸(そうし) :単糸を撚り合わせた糸。
撚り合わせたことにより切れにくく、
滑りも良いのでたて糸に向いています。
結束糸(けっそくいと):より切れにくく滑らかになる様に
何本かの糸を撚り合わせて加工された
太めのしっかりした糸。
紐やロープになると荷物を纏めたり
工業の現場で使われる場面が多い印象があります。
糸に関わるクラフトに興味を持たれた際に何かの参考になれば幸いです。
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