今日は昨日とは打って変わって雨と寒さに震える日となりました。
まだまだ冬なんだと改めて感じました。
寒い時は少しでも春の訪れを感じたくなります。
そういった思いもあり、紅花で淡く染めた変わり糸を花に見立てて
織り込むことにしました。
(下の若干色が淡い部分がこれまで織っていた部分です。)
今回は経糸(たていと)と同じ糸で織ったことで、
花をイメージした変わり糸の色合いがより浮かび上がるようにしました。
今回の織り模様のイメージの元は北野天満宮の飛梅伝説から来ています。
菅原道真というと都を離れる際に育てていた庭木のひとつの梅の木を詠んだ歌
東風(こち)ふかば にほひをこせよ 梅の花
主なしとて 春を忘るな(春な わすれそ の説もあり)
が有名ですが、その梅の木が主人を慕って太宰府まで飛んで行ったという
伝説です。
私は不思議と昔からこの和歌が心に残っていて、
その伝説の元になった梅の木を北野天満宮で見た時は感慨深かったです。
織り模様のどの部分を中心にするかは織りあがってからになりますが、
風に花が舞う様子を少しでも表せたらな、と思います。
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