作ったたて糸を筬(おさ)という道具に通して行きました。
筬は織っている時に布幅を保ちながら、よこ糸を打ち込む役割があります。
また、糸が通る櫛の様な細い隙間の幅(筬目(おさめ))には
様々な種類があり、糸がちょうど通るくらいの幅のものを選びます。
今回は模様のバランスとの兼ね合いで布幅は40㎝弱になりました。
たて糸がたくさんあるので通すのは大変ではありますが、
通し終って織り模様が予定通り並んでいると何だか嬉しくなります。
今回は淡い色がベースになっているからか、たて糸の全体像もパステルカラーの
色合いになってくれました。
柔らかかったり明るい色合いのものを見ていると、
不思議と春めいた気分になれます。
色彩は不思議だな、と改めて思います。
そしてこの後は糸を上下させる綜絖(そうこう)という部分に
予定した織り模様になる様に順番にたて糸を通して行きます。
機織りは決まった組み合わせのたて糸が上下して、
そこによこ糸を織り込んでいくため、
この綜絖は織り機の要の部分でもあります。
緊張はしますが、だんだんとたて糸が通っていくのは楽しみでもあります。
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