表布や中布の裁断に続や持ち手を通販したりと
引き続き仕立ての準備が続いているので、
今回は印象的だった染織関連の展示の図録についてご紹介します。
📙染織関連の展示の図録
〇世界の織り機と織物
国立民族学博物館(大阪)
国内外の織り機や道具が一堂に見られて圧巻でした。
展示室では実物大の人形が織り機を使う様子を再現されていて、
どんな風に織り機や道具を使うのか分かるようになっていて、
見ごたえがありました。
そして図録では織りに使われる繊維から織り機の構造までとても詳細に
紹介されていて、織りについての図鑑という感じで今も様々な場面で
参考になっています。
〇正倉院展
正倉院展は毎年開催されているので、自分が観に行った年の図録を
置いておく感じです。
奈良時代のとても高い技術の工芸美術品が毎年変わって展示されます。
染織品は素材の性質上どうしても損傷が大きいものが多いですが、
それでも歴代の修復されてきた方々が何とかしてその染織品を
後世に伝えようと苦心されているのが伝わり、頭が下がります。
そのなかにはしっかりと形や色合いを留めているものもあり、
それらを見た時は1300年以上も時間を越えて目にしているというのが、
信じられなくて何とも不思議な感動がありました。
早くコロナが収束してまた安心して観に行ける様になって欲しいです。
〇糸のみほとけー国宝 綴織當麻曼荼羅と繍仏ー
奈良にある當麻寺(たいまでら)のとても大きな織物で織られた曼荼羅の
修理が終わったことを記念して、古代の織物や刺繍などで表現された
仏様や梵字がたくさん集まった展示で見ごたえがありました。
曼荼羅を織ったとされる中将姫や、お寺に刺繍をした仏様を奉納した
古代の女性たちの祈りの深さや技術の高さに感動しました。
↑このブログが気に入って頂けましたら、ポチッとお願いします。
m(_ _)m
また、ブログ村に参加しています。