oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

機織りの続きとブローチ作り。

歯車を外して張っていた経糸(たていと)を緩めます。

手前で千巻き(ちまき)を巻いて・・・

織った部分を巻き込んでさらに織り進めます。

 ここ最近大分や長野など、日本のいたるところで震度5を超える大きい地震が起きていて、 余震もあるようなので大きな被害が出ないことを願います。  関西も小さい地震が和歌山南部で起こったりしているので、注意したいと思います。  今日は機にかかっているマフラーを織り進めます。  織り進む度に機のしかけを使って、機にかかっている経糸(たていと)を手前に巻き取ります。 いつも同じ状態で織りたいので、少し織っては巻き、また織っては巻き・・を繰り返します。  織った時にまち針などで印を付けていきますが、細かく付けていくと誤差が少なくなって布幅も同じ幅になるので大事に織り進みます。  

綿をほぐして・・

仕立てたブローチに入れていきます。

入れ口を閉じて出来上がり。

 次はブローチの仕上げについてです。  ふわふわブローチというタイプの作品はある程度形を作って中綿を詰めてつくります。  実はこの中に入れる棉も木綿の綿を作っているんです! そしてその綿をほぐしたらヘラなどでブローチに詰めていきます。  この時に便利なのが、いつもがま口の口金に袋を入れていくのに使っているヘラです。 コンパクトなので、こういった細かい作品を扱う時に楽です。  綿の詰め具合に気を付けながら、開けていた口を縫い閉じます。  開け口を縫い閉じたり、縫い目を補強するために虫止めをしたりする時、 昔少し習った和裁の縫い方で縫う事があります。  短大を出てから織物の教室に通う前、少しの間和裁の学校に通った時期がありました。  仕事としていくためには難しくやむなく学校を離れることになりましたが、 着物についての基礎知識や縫い方など、今の作品作りにとても助けとなっています。  短い間でもその時必死に学んだ事は、 その事自体がうまくいかなくても必ず次に繋がるんだと実感しています。