oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

そうだ、藍染めしよう。~「勝ち色」をめざして~

乾燥させた藍の葉で染めます。

藍染め液が出来ました。

藍染め中。♪染めている時は糸は緑色ですが・・・

 今日は陽射しも温度も真夏の様な暑さでしたね。 急激な温度の変化について行くのが大変で、これからの季節を思うと心配になります。  そして寝不足になりつつもサッカーの 試合も気になります。  サッカーといえば日本代表チームの ユニフォームの色は青ですが、 その青は藍染めの色の一つ、褐色 (かちいろ)→「勝色」にちなんだものだそうです。  その褐色の言葉の響きから、武将たちが 縁起を担いで鎧の下に藍染めの服を着ていました。 そのことを踏まえてユニフォームを見ていると、 時代は変わっても勝負にかける人たちの気持ちは同じなんだと感じます。

風や水など(酸素)にふれるとあら不思議。

 そうしてここしばらく日本代表の試合を見ていると青を染めたくなり、 しばらくの間はお天気も良さそうなので買っていた乾燥した藍の葉で藍染めをしました。  藍染めをしていると、染めは化学だな~と しみじみ感じます。  (酸性、アルカリ性、空気や水に触れると酸化還元・・。 染め液の色合いを見ていると化学の実験の様ですが、 この複雑な仕組みに気づいた 大昔の人達は本当にすごいと思います。)  乾燥した葉での藍染めは助剤を合わせて煮出して濾し、染めていきます。 付属していた助剤の使用量を守って液を作り染色し、 染まり具合を見ながら染めたしたりしてこの色合いになりました。