機かけの作業も気になりますが、いいお天気ということもあり小さな糸束や
自分で紡いだ糸の精錬をすることにしました。
写真は小さな管に分かれている手紡ぎ糸を綛という形に纏めている場面です。
この時に使う道具は綛上げ台(かせあげだい)と言って
小管に分かれた糸を一つの綛に纏めたり、
玉状態に巻いた糸を綛の状態に巻き変えたり、と様々な場面で時に使います。
手紡ぎ糸の太さによって綛を分けて巻きました。
そして今後スムーズに染めの作業を進めるために糸の束に綛の形崩れを防ぐ、
ひびろ糸を綛に付けていきます。
ひびろ糸を付けた状態です。
綛にしっかりした糸を八の字にくぐらせてゆるくまとめることで、
染めなどの作業の際に綛が崩れないようになります。
そして出来たのが下の2つの綛糸です。
このままでは撚りが戻って糸が切れやすいので、
精錬を兼ねてお湯で焚くことで撚り止めをします。
分量の少ない綿糸と一緒に精錬しました。
昨日精錬した糸も念のために干して乾燥させました。
手紡ぎ糸はまだ撚りが強くて縮みやすいので、棒の重さで糸を伸ばしながら
乾かします。
陽射しは強いですが、湿度が少ないこともありカラッと乾いてくれました。
からっとした感じは初夏らしさを感じます。
ここ数年すぐに夏になる感じが強いので、こういった時期は少ないので
貴重に感じます。
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