何気なく立ち寄った本屋さんや古本屋さん、
またブックカフェで手に取った本には不思議な縁の ようなものを感じてしまいます。
ここでは偶然出会った本の中で染めや織りの活動にとても影響を受けている本を挙げてみました。
●綿や麻など、素材そのものについての本
○『きものという農業 大地からきものを作る人たち』
中谷比佐子 著 三五館
日本で育てられている絹、麻、
木綿それぞれの歴史や育てている人達に
焦点を当てた本で、 特に和綿という、
アジアや日本で育てられていた木綿についての事が細かく解説されていた項目が 印象的でした。
●古代の染め織り、工芸についてのこと
○『日本古代の色彩と染め』
染織品の技術などについて解説された本です。
古代からの日本人の色彩や染めについて様々な文献も紹介されていて、染めをする上でとても勉強になりました。
●作品やタイトルのアイデア、読書の参考に
○『新編常用国語便覧』
浜島書店
高校時代に使っていた国語の参考書ですが、
まさか今になってこんなに役に立つとは思いませんでした。
国語や歴史、社会の参考書だけは何となく手放せずにいました。
ある日ふと読み返してみると日本文学の歴史や文学作家や昔の色名まで細かく載っていたり、
写真や絵もふんだんに盛り込まれていて
作品づくりをしたり本を選ぶうえで
今では必需品となっています。
(ちなみに歴史の参考書も
お寺や史跡巡りをする上で参考になっていて、
再び活躍中です。)
みなさんのお家にも国語の参考書、眠っていませんか? 学生時代とはまた違う目線で楽しめるかもしれません。