oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

文庫・新書で染め・織りの世界へ 1

 
ここでは、染めや織りについて私が参考になっている本を
おすすめ出来ればと思います。
 
 今回は専門的でありながらも手に取りやすい、
文庫や新書という形で出版されている本を お勧めしたいと思います。
 
 ●日本の染織 ○『日本の色を染める』
吉岡幸雄 著 岩波新書
 一口に日本の色といっても時代によって好まれた色合いが違っていたり、
使われていた染料も その時代時代で変わるものもあったりと
様々な変遷があって今に伝わっている事がわかります。
染色についてはもちろんですが、
美術館などで工芸美術を観に行く際にも参考にさせて頂いてます。
 
○『日本の色を歩く』
吉岡幸雄 著 平凡社新書
 染料や材料が生み出されたり染色の産地となっている
場所を著者が巡って紹介されています。
染料の向こう側に作り手の姿を想像するようになり、
より一層染料を大事に使わないと、と 気が引き締まります。
 
○青幻舎 ビジュアル文庫シリーズ
『日本の染織 Ⅰ 絣』
『日本の染織 Ⅱ 縞・格子』
『新版 日本の伝統色 -その色名と色調ー』
『新版 かさねの色目 -平安の配彩美ー』
『配色事典』
 各テーマに沿った映像や解説が詳しく載っています。
配色やデザインのヒントになっています。
 
 ●衣服全般
○『衣の昔・衣の暮らし』
斉藤秀子・吞山委佐子 著
家政教育社(新書サイズ)
 はにわからクールビズまで日本の衣服の歴史や
現代の衣服についての解説と
和服を着る上でのアドバイスがコラムとして
わかりやすく書かれています。
 朝ドラの『カーネーション』で登場した
「アッパッパ」についても触れられています。
アパレル全般に関心のある方に。