先日秋の風景を織っていた部分も織り進み、次の区画に入りました。
今度はまた違う季節の夜空を織っていきたいと思います。
前回と同じ様にはじめの面は地の糸だけでしばらく織り進め、
袋状にした時に反対側になる面に織り模様を作って行こうと思います。
この作品の分が織り終わりました。
またしばらく地の部分が続きます。
~藍染めいろいろ。~
藍染めの方法には様々あり、今の濃いめの藍色はインド藍で染めています。
今回はこのたて糸にちなんで藍染めについてご紹介したいと思います。
藍染めのこと
藍染めはとても古い時代から世界各地で行われてきました。
品種は国や地域によっていろいろありますが、
日本では蓼藍(たであい)や琉球藍の葉を育てて生葉や発酵させた葉で
染めることが多いです。
どの染め方にも共通しているのは、染め液に浸した時は染めるものは
緑色に染まりますが、一定時間浸して染め液から引きあげて空気に触れさせたり、
水に浸したりして酸素と触れることで青く発色していくという点です。
この化学変化は酸化還元という、染め液とはまた違う化学変化が起こります。
緑から青に変わっていく様子は本当に不思議で、魔法の様です。✨
藍染めの方法
🍃生葉染め:摘んだ葉を水と一緒にミキサーなどで細かくし、
その染め液で染めます。淡くて爽やかな水色が染まります。
🍃藍建て:発酵させた葉(蒅-すくも-と言われる)や乾燥させた葉の入った液に
木の灰と麦の糠(ぬか)などを混ぜて化学反応させて染めます。
液の濃度や染める回数によって淡い青から黒に近い紺色まで
様々な段階の青色系統の色に染まります。
液が染められるタイミングを見極めたり、
ムラなく染めるのは職人さんの腕の見せ所です。
🍃インド藍:上の藍とはまた違う品種の藍のエキスを濃縮した粉末や塊を
化学反応させる薬剤を使って染めます。
少量でも濃いめの藍色に染まります。
今回のたて糸はこのインド藍で染めたものです。
🍃濃縮藍:染料屋さんで販売される、藍の成分を濃縮させた原液を
希望の割合に薄め、
ソーダ灰などの助剤で化学反応させて染めます。
爽やかな青色に染まりました。
住宅事情で本格的な染め方が難しい場合や初めて挑戦する際に
挑戦しやすいです。
※インド藍や濃縮藍などは化学薬品を使ったりするので、
染め終わったら染液を中和したり青の成分を何かに吸わせたりと
処理をしてから流すようにします。
最近は染料屋さんなどで様々な藍染めのキットを目にするようになり、
藍染めが少し身近に感じられるようになって来て嬉しいです。
様々な方法に挑戦したり、本格的な藍染めに挑戦りたり、
とぜひ一度藍染めに触れていただけたらと思います。
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