3作目に入り、少しの間はこれまでの作品と同じ糸で織っています。
織り模様を入れ込む段階で淡いピンク系統の糸を織り込んでいこうかと
思っています。
2本目に打っている待ち針は次の作品の出来上がり部分で、
待ち針の間の幅は縫い代になる予定です。
描かれている衣装や生活模様に見入っています。
この時代の衣装の色彩は植物で添えられていることが多いので、
作品作りをするうえでよく参考にしています。
📙~平安時代に思いを寄せる本~
今回は平安時代の色彩や伝統模様などで参考になる本や、
作者の一部にドラマにも登場している人物が含まれている百人一首について
挙げてみました。
故吉岡幸雄氏の伝統色についての色辞典と、源氏物語に登場する人物たちを
植物染料で染めた布を伝統色のグラデーションともいえる「重ねの色目」で
イメージして組み合わせた色見本の本です。
実際に染めた布の色あいが載っているので、染めた時の感じがイメージしやすく、
たくさんの色が紹介されていて見ているだけでも楽しくなります。
こちらは文庫サイズで、上の2冊は日本の伝統色についてや、
それらの色の組合せが詳しく紹介されていてこちらも作品作り(主に染色)
の上で参考にしています。
また、左下の本は古代から江戸時代までの、建物や衣装、
家具などの調度品に施された美しい模様が紹介されています。
お堂の装飾の一部など。)
お寺や史跡を巡った時にさらに当時の雰囲気を感じられそうです。
そして、百人一首の方は古代から鎌倉時代位までの有名な人々の和歌が
載っています。
その詠んだ人の中に今年の大河ドラマで登場している人々が
含まれていることから挙げてみました。
紫式部は娘と共に歌が載っていて、和歌も詠んでいました。
含まれています。
そして他にも下記の人たちの歌も載っていました。
パッと聞いただけだと人物像がイメージしにくかったですが、
本の注釈とドラマでの配役も合わせるとイメージしやすかったです。
ドラマでいうと財前直美さん。
儀同三司母:藤原伊周の母で、道隆(井浦新さん)の妻高階貴子。
ドラマでは板谷由夏さん。
大納言公任:関白太政大臣頼忠の息子でドラマでは町田啓太さん。
この時代の女性たちは誰誰の母や誰誰の妻、
また何々式部など、その人自身の名前(本名)がほとんど分かっていません。
そういう時代だったとは言え何とも複雑な気持ちもありますが、
文学や衣装の色合わせなどで自身のセンスや存在を精一杯表していたんだな、
とも感じます。
あらためて百人一首を読んでみると、天智天皇、持統天皇、時代が下り
そうそうたる顔ぶれに驚きます。
それぞれの歌に込められた気持ちを想像しながら読んでいくと、
また違った角度で歴史を楽しめるかと思いますので、
学生時代に古文で習った方もぜひ改めて読んでみてはいかがでしょうか。
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