oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

和綿の種まき~芽吹き

 和綿(わめん)を育てたいと

思ったきっかけ

 私が育てている棉(わた)は日本で昔育てられていた

種類で、洋綿などの大きな綿に比べ、花も実も小ぶりです。

 繊維も短くて紡ぐのは少し難しいですが、

夏は湿気を吸い、冬は空気を含んで暖かくなるという、

日本の気候に合った植物です。

 

 今ではわずかな場所で育てられているのみですが、

ふっくらと優しい風合いの糸が出来ます。

 その風合いに魅かれ、

自分でも育ててみたくなり

数年前産地の方から種を

いただき育て始めました。

 

 夏に咲く花や秋に出来る

実の可愛さに癒されたり、

またその繊維から糸が作れる

という一連の流れを経験する事で

棉や天然素材全体に愛着がわき、

 糸などの素材を大事にしたいと思うようになりました。

 

 種まきの前に

 最近は季節の移り変わりが早いように感じます。

私は毎年五月の中ごろに綿の種を蒔いて育てていますが、

今回は早めにした方が良さそうな気がしてきました。

 

 

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綿繰り:種とワタを分ける作業を綿繰り(わたくり)と呼んでいます。

  綿の付いた種は手ではなかなか綺麗に外せないので、

写真の様な綿繰り機という道具を使って綿と種を分け、

使う分だけ前の晩に水に浸けておきます。

 

綿の種まき

 そして、いくつかの植木鉢に種をまいていきます。

種は一つの穴に2,3粒まとめて入れ、

強い芽を選んで間引きしていく形です。

 種を入れたら土をかぶせて芽が出るのを

待ちます。

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和綿の発芽

令和最初の芽が出た!

2,3日して早い植木鉢では

芽が少しづつ出てきました。

 

 土の性質なのかは分かりませんが、

第一号の芽を見た時はビックリし、

また感動しました。

ここ最近は天候不順が多いので、

無事に育って欲しいです。

 

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