用事が落ち着いたところで室内に入れてから収穫した綿の
綿繰り(わたくり)をしました。
棉は種にしっかり付いているので、ローラーに挟んで綿だけを絞り出すように
種と綿を分けていきます。
この道具は綿繰り機(わたくりき)という専用の道具です。
丁度コンパクトなサイズで机の上で作業が出来る綿繰り機が見つかり、
年に一度綿繰りの作業の際に重宝しています。
この綿繰り機は江戸時代に棉の木を育て織物に使った産地でよく見られた
道具です。
元々の綿繰り機は綿繰り機から延びた木の板に人が座布団を敷いて乗り、
ハンドルを回して綿と種を分けていました。
この作業は子供がお手伝いとしてしていたこともあったようです。
和綿は繊維が短いのでローラーに挟まれても道具に絡まらずに
分かれて行きます。
綿繰りに慣れてくると綿だけがスムーズに向こう側に送れるようになり、
もくもくと綿が増えていく様子はいつ見ても楽しくなります。
この時手前に残った種は次の年に蒔き、
そして綿をほぐして糸を紡ぐのは来年にすることにして、
年内の手作りの活動を終えました。
今年もブログをご覧いただき、ありがとうございました。
来年はより作品をご覧いただける機会を増やせるように
作品を作って行きたいと思いますので、
ご覧いただけたら幸いです。
それでは皆様どうぞよいお年をお迎えください。
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