ほぐして巻いた綿は紡錘車(ぼうすいしゃ。外国ではスピンドルと言われます。)
や糸車で紡いで糸にしていきます。
私が使っている糸車はインド製の組み立て式の糸車です。
日本や西洋でよく見る糸車は車輪が縦方向ですが、
車輪を回してその力で錘(つむ。針のように尖がっている金具)を回し、
その錘先に綿や繊維を掛けながら引き出して糸を紡ぐ原理は
どの形の糸車でも共通しています。
箱を開いて錘と車輪に糸をかけると糸車に早変わり。
この形はボックスチャルカ(箱型の糸車?)というタイプです。
下の写真は錘先をアップにしたところです。
錘先にある程度の長さの糸を引っ掛けた状態で綿を引き出して行き、
撚りをかけて糸にします。
紡ぎ出すと無心になり次々と糸にしたくなるので、
実演までに綿を使いすぎないように気を付けながら紡ぎました。
📝糸へんメモ ~糸づくりのことば・紡ぐと績む~
ちなみに繊維を糸にする言葉として「紡ぐ」と「績む(うむ)」という言葉が
あります。
この2つの言葉の違いは違いが分かりにくいですが、
ざっくりいうと下の様な違いがあります。
「紡ぐ」・・・綿の状態の繊維を撚り出して糸にすること。
「績む」・・・麻や芭蕉布といった、植物の繊維を細長くして繋いで糸にすること。
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