名前が示すように、ブラジルで自生していた蘇芳の木が
染料として使われています。
現在は少なくなってしまったようで、
分けて下さった方々に感謝するとともに、
大切に使っていきたいと思います。
~染め方~
染め方は染料を煮出して色素を取りますが、
一回煮出しに使った染料は乾かしてまた使えます。
染めと媒染も一般の植物染料の染め方と
ほぼ同じ方法染めています。
~色味~
絹糸を染めると(その時の染料の割合にも
よるとは思いますが) 色味は蘇芳(すおう)と
紅花の出す赤の中間にあるような赤色に染まりました。
この色味は染める事が難しかったので、
染まって嬉しかったです。
また違う糸や違う媒染方法でも染めてみたいと思います。
そして今度は濃度の薄い染め液で木綿糸を染めました。 糸の素材の違いや濃度の違いによって
今まで染めたピンクとは少し違う、
若干青みがかった色に染まりました。
染めは本当に奥深いです。