今日は桃の節句ということで、桃の花の色合いからイメージした縞模様で
たて糸を作りました。
お雛様を飾ると緋毛氈の赤色や桃の花などの色合いの影響なのか、
不思議とより春を近くに感じます。
そういったことから、ピンクから赤へのグラデーションは
それぞれインド茜で染め方を変えたりして染めた糸を組み合わせました。
(赤系の糸はミョウバンなどのアルミ系の成分の液で媒染(ばいせん)していますが、
一番薄いピンクはチタンという成分をわずかに溶かした液で媒染をしています。)
今回は全体的に縞が入る形になります。
今回は縞と変わり織りを組み合わせて織り模様を作って行きたいと思います。
📝糸へんメモ ~染色でよく使う言葉~
精錬(せいれん):繊維から糸になったばかりの糸には油分や汚れなどが
付いていたりするので、石鹸や薬品などで洗い落として
染料が満遍なく染まる様にする工程の事を
こう呼んでいます。
個人の台所では中性の石鹸を使うことが多いです。
媒染(ばいせん):糸や布などを染める前や後にアルミや鉄などの金属成分を含む
助剤(じょざい)をわずかに溶かした液(ぬるま湯など)に
一定時間浸すことで、色が綺麗に出たり色持ちが
よくなります。
助剤が染めたい物の繊維と染料の成分を結び付ける
仲立ちをするといったイメージです。
金属の成分の比重が重くなる程染めた時の色が
黒味が出て渋い感じになります。
同じ染料で染めても媒染剤によって
色合いがガラッと変わる所がいつ染めても不思議です。
助剤(じょざい):媒染剤やその他の、染色をする時に染料が染まりすく
するための補助的な薬品に対してこう呼んでいます。
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