先日の試し織りからヒントを得て、絹糸を織り込む間隔に変化を持たせて
織り模様を作っています。
模様の密度が高い所には部分的に地の糸と絹糸を撚って杢糸(もくいと)の様にして
金色の部分の出方を変えたりしています。
絹糸はエリ蚕(えりさん)という野生の蚕の糸のひとつで、
柔らかく自然な光沢があります。
織り地の中央の方に行くにつれて色糸(いろいと)の間隔が広がっていきます。
アクセントに織り込む糸は作品によって少しずつ変えていきたいと思います。
📝糸へんメモ:機織りの時に使う、糸にまつわることばや絹糸の種類
色糸(いろいと):機織りの際に地の糸とは違う色のよこ糸に対して呼んでいます。
よこ糸で縞模様を作ったり変わり織りの際に
織り模様を目立たせる為に織り込むことが多いです。)
杢糸(もくいと):二色の異なる糸を撚り合わせて一本の糸にしたものです。
織り込んだ際にそれぞれの色が交互に表に出て、
一色で織った時とはまた違った印象になります。
野蚕(やさん):屋外で育った様々な種類の野生のお蚕さん。
桑以外の様々な植物を食べるからか、
繭自体に色がついている事が多い。
柔らかい光沢で独特の風合いがある。
有名な品種:天蚕(てんさん)、柞蚕(さくさん)、
エリ蚕(えりさん)など。
家蚕(かさん):人の手で管理された施設で育てられたお蚕さん。
身体の色が白く繭も白い。
光沢があり、柔らかい風合いの絹糸が作られる。
有名な品種:小石丸(こいしまる)、プラチナボーイなど。
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