~ようやく織り機にセット出来ました~
筬(おさ)や綜絖(そうこう)に経糸が通ったので、
経糸を実際に機にかけていく、織り付けという機かけの最後の工程に進みました。
織り機に経糸を結び付ける手順は産地や人によって異なりますが、
私の場合は織り終わりの方の糸端を結んでから千切(ちきり。
経糸を均等の間隔で巻いておく大きな棒)に巻き、
織り始めの方の糸端を結び付けて機にセットする順番で機にかけています。
櫛で糸を整えながらなるべく均等に分け、千切についている棒に
糸端を結んでいきます。
↓
千切に経糸を巻きつけたら今度は織り始めの方の糸端を結び付けます。
ここでもなるべく経糸を均等に分けてしっかり櫛で梳いて糸の張り具合を揃えます。
↓
糸がすべて結べたので、綜絖と連結している踏み木の紐の設定を
今回の織り方になる様に調整し、
その後経糸の束の間の隙間を埋めて試し織りに進みます。
今回の織り模様はキャンバス織りという織り方の一種です。
地合いの異なる織り方を組み合わせながら織っていきたいと思います。
~お天気が良いうちに・・・。~
機かけの作業がひと段落したところで、
購入してまだ染織の下準備をしていなかった糸の精錬(せいれん)をしました。
今回は麻糸を2綛(かせ)分を石鹸で溶かしたお湯でしばらく焚いて汚れを取り、
水で洗い流しました。
そして洗った後は水気をしっかり切って干します。
光沢のある麻糸なので、洗うと更に白さが増してきれいになりました。
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