oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

織りの日

整経(せいけい)

綜絖(そうこう)通し

織り付け

 
 小物が作りたいと思い、
長さの短い布を作ろうと準備を始めました。
 
  まず一番に機にかける経糸を作るところから
始まります。
それは整経(せいけい)といって、
同じ長さの杭に経糸を作っていきます。
 
 写真ではわかりにくいですが、
糸の束が途中でバッテンに重なっているところが
あります。
 これは綾(あや)とか畔(あぜ)と呼んでますが、
糸が一本ずつ交差するように
杭にかけているのでこの部分で糸の順番や
本数を確認します。
 
 次に、出来た経糸の束の幅を安定させて
緯糸(よこいと)を打ち込むために
筬(おさ)という櫛の目に細い竹、
または金属が並んだ道具に経糸を通していきます。
 
 そして、写真にある綜絖(そうこう)という、
経糸を上下させる道具にまた経糸を通していきます。   やっとそれぞれの道具に糸が通し終わりました。  
 
 最後に経糸を機の両端の棒に結び付けて
機のセットをします。
(織り物の模様を変えたい時は、
その模様が出る様にもう一つ工程が加わります。)
 
 最後に試し織りをして、経糸に緩みや
柄の間違いが無いかチェックします。
大丈夫であれば、用意した緯糸(よこいと)で
織っていきます。

コースター 一枚目

織りあがった布

 
 一枚目のコースターが織りあがりました。
このあとまた続けて織りたいので
厚紙を織り込んで房の長さ分の余白を作ります。
 
 写真の織りあがった布のように、
経糸が同じでも緯糸を変えて織ると
全く違う雰囲気の織物が出来るので不思議です。
切り分けた2枚の布はそれぞれの色からイメージした
小物に変身する予定です。