藍染めは古代からずっと日本で染料で使われている染料ですが意外と知らないことも多く、
染織に関わるようにようになって初めて知った事もありました。
まず、驚いたのがその歴史の長さです。
それ以外でも藍がよく使われていたことが分かる
宝物(ほうもつ)が多かったのを覚えています。
そして、江戸時代にはは多くの地に紺屋(「こんや」、
または「こうや」とも。)という染め職人が多くいて、
染めの仕事をしていていました。
~藍染め
染め方も独特で驚きました。
まずは藍の葉を水とミキサーにかけて
そのまま染め液として使う生葉染め。
そして乾燥した藍の葉を直接煮出して
染め液を作って浸し、空気などに触れさせて
発色させる乾燥藍葉建て。
そして乾燥させた藍の葉を発酵させて
「すくも」という状態にし、
染液に浸した後に空気などに触れさせて
発色させたりする方法などなど・・・。
染め方は難しいけれど綺麗に染まると感動します。
~藍染めの色名も豊富~
そして藍染は染める回数によって
色の濃さが濃くなるので、
その段階に応じて色名が細かくつけられています。
代表的な物としては以下の色名が多く
使われているかと思います。
(薄い→濃いの段階で並びます。)
かめぞのき、浅葱(あさぎ)、
縹(はなだ)、紺、納戸(なんど)等々。
色々な段階を染めてグラデーションで使ったり、
他の色糸と染め重ねたりと色々出来るので
作品作りには欠かせない染料です。