oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

織り方いろいろ。 ~変わり織りのこと~

 私は作品作りで様々な織り方で布を織っています。

それらは変わり織り、もしくは組織織りとよく言われます。

 「変わり織りって一般的な織り方とどう違うの?」

「そもそも一般的な織り方ってどんな織り方?」

と思われる方も多いかもしれません。

そこで今回は織り方についてのお話です。

 

 ~織り物の種類~

①平織り(ひらおり)

一番シンプルで基本的な織り方です。

服地などの大体の布はこの織り方です。

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〇平織りの織り地

一本おきに糸が交差して織りこまれます。

糸の並び方で色々な縞、チェック模様が作れます。

 

②変わり織り(組織織りなど呼び方も様々。)

経糸の上がり方が複雑で、経糸が模様によって浮き上がったり、

レースの様に透かしたりと様々な表情の布が織れます。

 変わり織りでは、織り方によって複雑に糸を上下させるので、自然と綜絖(そうこう)というしかけも多くなります。

 例としてはデニム生地で織り目が斜めに走っている様に見える綾織りや、

豪華な帯に多い、多彩な色糸が一つの織り段に

複雑に織り込まれる錦(にしき)など実に様々です。

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〇綜絖(そうこう)に糸を通すところ

模様によって糸が上がる順番が決まっているので、

通し方を書いた図に従って通して行きます。

 

 私は4枚の綜絖を使いますが、織り機によっては8枚の綜絖を使う場合があります。

(機の設定を変えると、平織りを織ることも出来ます。)

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~全体的な柄として織る場合。~

糸の上がり方で模様が浮き上がってきます。

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 ~途中で織り柄を変えた場合~

私は平織りと変わり織りを組み合わせる事が多く、

緯糸(よこいと)の色を変える事で織り柄の違いを

際立たせたりします。

 

 

 という感じでおおまかに分けてはいますが、

シンプルな平織りの織り方でも自分の手で経糸を拾い上げる事で

複雑な織り柄を織り出すことも出来、

織り方を工夫することで色々な布を織れます。

 

~まとめ~

 織物は一見四角い面積の中でと決まっていて

出来る事も限られている様に思えますが、

 作り手のイメージによって色々な布を作り出すことが出来るのが

織物の魅力だと感じます。(#^.^#)


    

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