~大阪・染織&工芸をめぐる・職人の技展~
台風が過ぎたのとG20サミットが終了したという事で、
気になっていた展示やイベントを見に、
大阪にある百貨店に行ってきました。
はじめは職人さんの手仕事展です。
職人展という形のイベントでは様々な地域、
分野の手仕事を見たり
実際に作家さんに直接お話が出来るので、
楽しみにしています。
~大阪・染織&工芸をめぐる・民族衣装サミット~
そして次は同じくあべのハルカスで開催されている、
民族衣装の展示です。
市田ひろみさんが蒐集された、
世界各国の民族衣装が地域ごとに
展示されていました。
民族衣装にはそれぞれの国に住む人たちの
暮らし方や贈る家族への想いが表されていて、
まさしくその国を表す服装だと感じました。
どの国でも皆が自分の故郷の衣装に誇りを持っていて、
それをお互いがその気持ちを想像し、
尊重し、それが出来る雰囲気を守っていく、
という事がゆくゆくは様々な事柄に通じているような
気がしています。
そしてその後は、梅田の百貨店の手芸雑貨や
材料が販売されているイベントへ。
沢山の可愛いパーツやボタンなどがあり、
見て回るのが楽しかったです。
~最近のkimono騒動に思う事~
巷では外国の有名人の人が自身の販売する
商品に着物をもじった名前を付け、
商標登録を申請して騒動になっています。
私としては下着だからダメ、という理由というより、
よその国の民族衣装に全く違う意味合いの
服の名前を付けるという手法に理解が出来ず、
戸惑っています。
~着物を伝えていこう~
確かに今の時代は着物を着る機会が
少なくなったものの、
着物を着た時は不思議と背筋が伸び、
祖母が仕立ててくれたり受け継いだ着物を見ると
思い出がよみがえります。
私の場合は普段に着るためのウールの着物や
浴衣にも使える半幅帯などを仕立てたり、
祖母が注文していたり、形見として貰ったりしました。
普段のきものという事で着付けもシンプルで
これなら着てみようかな、と思えました。
着物には色々な場面に合わせて着る、
晴れ着の他にも普段に着る様々な種類があります。
浴衣やカジュアル着物、レンタル着物など、
すこしづつ着物を楽しむ人が増えて、
本来の『着物』の姿が世界にちゃんと伝わったら
良いな、と世界の民族衣装を見てしみじみ思いました。
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