oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

作る布に合わせて道具も色々。 ~機かけ②~

 千切(ちきり)に経糸(たていと)を巻いていき、

織り手側にある棒にもう片方の糸端を結びつけました。

 (こちらの方は千巻(ちまきと読みます。)

別名は先日ご紹介した「男巻(おまき)に対して

「女巻(めまき)」と言われています。

 

 こちらでも張り具合を揃えながら、

束に分けた経糸を結びつけていきます。


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なるべく均等に経糸を束に分けていきます。

 

 今回も無事にちゃんと機かけが出来ていたようなので、

このまま織りに進みたいと思います。

 

~織る道具も色々。~

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ようやくここまで進みました。\(^o^)/


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織り地のアップです。

生地を柔らかくしたいので、筬は優しく引き寄せるだけにします。

 

 そして、今回はマフラーを織ると言うことで

緯糸(よこいと)を織り込むための道具を

板杼(いたび)と言う、直接板に糸を巻いて織る道具にしました。

 この杼だと緯糸の途切れ目が少なくなるのと、

節があったり太い緯糸でも織れる、などの利点があります。

 

~色々な「杼」 ~
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 私は車入杼(くるまいりひ)を主に使っていて、

管に巻いた糸を引き出しながら織っていきます。

 

 裏側に付いた車輪で上下した経糸の間をシャッと滑っていきます。

(この音がまた心地いいんです。(#^ ^#))

 側面の小さな穴に糸を通して使うので、

木綿や絹などの細めの糸で織る時によく使っています。

 

 また、経糸をすくい細かい織り柄を作るのに特化した、

杼の先が細くて丸みのある先丸(さきまる)杼、

麻糸を織るのに向いた形の杼など、

実に様々な杼の種類があります。

 

 たまに骨董屋さんや古道具市などで杼などの道具を見かけると、

見入ってしまいます。

 機会がありましたら、ぜひ織り道具も探してみてください。

 

 

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