今年は普段あまり雪が降らないところでも降り積もる厳しい冬となっていて、
ここ数年暖冬で慣れていた体にこたえます。
気分だけでも春の気分を、と織りの作業の時には春の風景をイメージした
ドラマのサウンドトラックやイージーリスニング系のBGMをかけるようにしています。
そのかいもあってか、模様のイメージもしやすくて
半分を過ぎたところまで織り進めることが出来ました。
写真では袋地の片面の織り模様部分が終わって、
底の部分に差し掛かったところです。
もう片面はまた違った模様の出方で織っていきたいと思っています。
📝糸へんメモ:織り道具の続き
機草(はたくさ):大昔は本当に幅の広い草を使っていたようですが、
現在は基本的に割としっかりした厚紙を使います。
道具屋さんで売っていて、自分の織り機に合った幅のものを
選びます。
はじめは硬いので丸めて癖をつける様にしますが、
使い込んでいくうちにいい具合に千切などのカーブに
馴染んでスムーズに作業が出来るようになります。
~機かけ作業の場面で~
千切にたくさんたて糸を巻く際に糸同士が絡まったり、
何重にも巻いたたて糸の中に後から巻いたたて糸が
めり込まないように定期的にこの機草を差し込みながら
たて糸を千切に巻いていきます。
~織る場面で~
織り始めの部分の糸の結び目などで出来る段差が
織った布地に響かないように、
機草でくるんでから織り進めていきます。
また、今回の様に凹凸のあるよこ糸を使う際も、
他の風合いの部分に凹凸の跡が付かないように機草を
使うこともあります。
細く切った厚紙 :画用紙や薄めの段ボールなど色々な厚紙で自作することが
多いです。
よく織り始める前のたて糸の房の間にある大きな隙間を
埋める時に使っています。
幅は大体2センチくらいになる様に切り、
コースター等で布同士の間に房として織らない部分を
作りたいときでも、この厚紙を織り込んで
織りあがった時に抜きます。
杼(車杼。くるまひ):高機(たかばた)で一般的な布地を織る際は
大体この型の杼で織っています。
裏側に車輪が付いていて、車やスペースシャトルの様に
たて糸の隙間を左右に行き来します。
(英語ではこういった杼のことをシャトルと
呼んでいます。)
真ん中の針金にはバネが付いていて、
小管を入れ替える際でも楽に取り外しができます。
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