暑さが続いていると思ったら今度は台風が接近しているとのことで、また心配な事が続きそうですね。
台風の被害が出ませんように。
~整経~
織物を作るうえでの第一歩が経糸(たていと)を作ることで、
織物の用語で「整経(せいけい)」と呼んでいます。
今回は縞模様を織るので、縞の間隔や経糸の本数を
織りたい布の範囲にバランスよく収まるように計算します。
織物は経糸の種類や糸の太さによって必要な本数が変わります。
それはこの後の工程に深く関わっているんですが、
計算した通りに経糸が出来るか何度も検算して進めて行くことで
糸の本数が足りなかったり余ってしまったりするのを防ぎます。
人によって整経の仕方はそれぞれですが、私は糸数を計算するのに
キリの良い数の糸枠から糸を引き上げて整経していきます。
ひと模様ごとに区切って杭にかけ、その束数でどのくらい経糸を
作っているか確認します。
~筬通し~
経糸が出来たら筬(おさ)という櫛の目状の道具に
計算した布幅になるように通して行きます。
(機織りする時にトントンと緯糸(よこいと)を打ち込む
道具で、布幅を保つ役割もします。)
左右均等に通して行き、測って通し間違いがないか確認します。
どうやら今回も無事に通せていたようで、次の作業に進めます。
↑このブログが気に入って頂けましたら、
ポチッとお願いします。
また、ブログ村に参加しています。