前回が縞模様を加えての織り方だったので、
今回は緯糸で模様を作る形にしました。
~筬通し(おさとおし)~
作っておいた経糸を織り幅になるように
通して行きます。
この瞬間は緊張しますが、無心になって作業するので
割と好きな段階でもあります。
竹筬(たけおさ)
~筬(おさ)のこと~
筬(おさ)は前回の作品に引き続き
竹で出来た筬を使います。
この筬という道具は使う経糸の太さや密度によって
筬目(おさめ。櫛の様に同じ間隔の隙間が
並んでいます。)がいろいろあるので、
糸の太さにぴったり合うように選びます。
(糸が筬の間隔より広すぎても布が荒くなるし、
狭すぎると織る時に糸の繊維がこすれて織りにくかったり、経糸が切れやすくすなったりするので、
バランスが難しいです。)
金属の筬・金筬(かなおさ)
筬は竹で出来た筬以外に上の写真の様に
金属製のものがあります。
織物の産地や作家さんによって使う経糸や織物の密度が
違っていたりするので、
機道具専門の道具屋さんに注文して作ってもらう場合もあります。
ただ、竹で出来た筬は職人さんが少なくなっていて、
ネットや個人的なつながりで注文したりすることが
多く、お店では金属製の筬をよく見かけます。
機道具を作る技術はとても貴重なので
何とか続けて行って頂きたいです。
ブログ村に参加しています。