梅雨時らしい雨が降ったりやんだりの一日でした。
ギャラリーに向かう前に、お香を扱っているお店の工房見学ツアーに参加しました。
お香の原料は昔から東南アジアなどの熱帯で育つ木材(香木:こうぼく)などを組み合わせて作っていて、ビャクダン、沈香(じんこう)、竜脳(りゅうのう)などが有名です。
驚いたのが染料として使ったことのある丁子(ちょうじ)、うこん(スパイスとしてはターメリックという名前がメジャーでしょうか。)が原料として使われていた事です。
染料が昔からお薬の材料として使われて来た事は知っていましたが、
お香の材料としても今でも使われている事がわかり、納得がいきました。
というのも、染料を煮出しているとそれぞれ特徴のある香りが立ちます。
特に丁子(スパイス名だと「クローブ」)は煮出した後でも香りがしっかりと残っていたので、
天日で乾かして自作した匂い袋に入れてカバンなどに入れたりしています。
お線香は機械で作るものもありますが、手作業でお線香を作る現場を見たことで今まで何気なく使っていたお線香やお香を見直して、大事に使おうと思いました。