こんばんは。
引き続きアンテナショップが開催中です。
落ち着いた京町家でゆっくりと
お買い物をお楽しみください。🎶
( ´ ▽ ` )ノ♡*+゜
~綿から糸へ~
今年の綿が少したまったので、
ワタと種を分けて紡ぐための準備をしました。
11月のアンテナショップで
綿の糸紡ぎの実演をする予定をしています。
その時にこの綿や昨年採れた綿を
糸紡ぎに使おうと思っています。
糸紡ぎまでの流れ
①ワタと種を綿繰り機という道具で分けます。
ローラーで綿を挟んで送ると、
繊維が綺麗に取れて種だけが残ります。
②綿を解してゴミをとったり、
繊維をまんべんなくほぐし、繊維の流れを揃えます。
今年はブラシで梳いて解す方法に挑戦しました。
(100円均一のお店にペットの毛を梳く櫛として
売られていました。
2本買って、1セットで使っています。)
③解した繊維の向きを揃えてシート状に広げ、
海苔巻きのように巻きます。
これは「篠巻き」や「じんき」と
呼ばれています。
そして、その端からこよりを作るように
撚りをかけながら引き出されたものが
糸になっていきます。
~糸を紡ぐ道具のこと~
写真の様な糸を紡ぐ道具はスピンドルと言い、
繊維を撚って糸にする、最もシンプルな仕掛けです。
駒の回し方や繊維の引き出し方で出来る糸の太さが変わるので、
初めは難しかったですが回数を重ねるごとに
少しづつ動かし方に慣れてきました。
実演ではこのスピンドルでの糸紡ぎを予定しています。
そして、よく糸紡ぎの場面に出てくる糸車。
糸車も錘(つむ)という針の様な部品に繊維を引っかけて
車を回すことでよりをかけるための力を生み出します。
糸にする素材が動物の毛と綿などの植物との違いもありますが、
西洋と東洋では生活様式の違いからなのかは分かりませんが、糸車の形に違いがあるのも興味深いです。
いつか糸車でも糸を紡ぎたいと思っています。
糸車の東西の違い
西洋:椅子に座ってペダルを踏む。
例)『眠りの森の美女』や『千と千尋の神隠し』
等に登場する、椅子に座って紡ぐ糸車。
東洋:畳や床などに直に座って作業するからか、
糸車自体の高さが低い。
例)『日本昔ばなし』や童話『たぬきのいとぐるま』、
『かぐや姫の物語』などで見られる糸車。
機会がありましたらぜひ
見比べてみてくださいね。(#^.^#)