今日は即位礼という、新天皇が国の内外に
即位を伝える儀式が行われました。
その儀式の際、お天気が回復して虹が出たりしたと
聞き、天気が落ち着き少しでも復興が進む兆しであって
欲しいなと感じました。
~宮中の伝統衣装は生きた教材~
宮中の儀式では古式にのっとった衣装が見られ、
日本の歴史の奥深さを感じられました。
まずは天皇陛下のみがお召しになる
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)。
この色は櫨(はぜ)の樹皮と蘇芳で染めますが、
衣装を見る環境(太陽の下か室内か、など。)や
時間帯などにより色が違って見える複雑な色だった事や、
また染めるのがとても難しい事もあり、
特別な色とされて他の人が着てはいけない色に
なったようです。
他にも皇太子、または皇嗣となられる方は
黄丹(おうに、またはおうだん。)という、
黄色味の鮮やかな赤色の色を着るといったような
決まりがあるようです。
「おすべらかし」という髪型はお雛様を思い出します。
また儀式で注目された高御座(たかみくら)や
御帳台(みちょうだい)は大正時代に作られ、
京都御所の紫宸殿に設置されているのを
一般公開された時に観た事を思い出します。
このふたつは東京と京都で一般公開されるそうです。
公開されたらまた見に行きたいと思います。
京都御所の紫宸殿
高御座(左側)と御帳台(右側)