今回は少し前に矢車附子(やしゃぶし)という染料で染めた糸を中心に
たて糸を作っています。
~静かな冬の風景をイメージして~
冬の色あいをイメージした時「山眠る」という季語を思い出しました。
そしてそこから雪がしんしんと降る水墨画の様な静かな冬の風景が
思い浮かびました。
そういったイメージから、1作目はグレー系の濃淡でたて糸を作ることに
しました。
機にかける作業⓵整経(せいけい):たて糸を作る。
私の場合たて糸を作るための整経台(せいけいだい)という
杭がいっぱい並んだ道具にたて糸にする糸をかけていきます。
杭にかける回数が多い程たて糸の本数が多く、
幅の広い織物になります。
このたて糸がクロスになったところは「あぜ」または「あや」といわれる部分です。
1本1本がクロスになるように交わっていて、
そのおかげでたて糸を機にかける作業がスムーズに出来るようになります。
この部分はとても大切なので、たて糸が出来て台から外す前に
紐などをあぜの部分にくぐらせてしっかり結びます。
(昔何かの拍子であぜが乱れたことがあり、
糸の順番が乱れて絡まり、機かけの作業がかなり手間取った苦い思い出があります。(^_^;))
この場合はよこ糸の色で織り模様の印象が変わる様にしたいと思ってます。
そして、他にも色のある糸を加えたりしていくつかのパターンのたて糸を
作ってみたいと思います。
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