先日準備していた木枠の糸で次に作る作品のたて糸を作りました。
まずは枇杷染めの糸一色で作りました。
ひとつの綛の糸から複数の種類のたて糸を作る際は、
糸が沢山あるうちに織り幅の広い布から狭く短い布という様に作って行くように
しています。
この作品での糸枠から引き出した糸は8本で、杭にかけて往復することで
1束16本のたて糸になります。
この本数をひと単位にして、この作品に必要な本数のたて糸を作って行きます。
今回は大きい織り地を作りたいのでたくさんの糸を杭にかけていきます。
そして続けて他の色と合わせて縞模様のたて糸を作りました。
次のたて糸は縞模様が入るので、配色通りに糸枠を並べて糸を引き出します。
ひとつ前の枇杷染めの糸をベースに、オレンジと赤色系のグラデーションに
したいと思います。
糸がギュギュっと詰まっているのでこの段階ではいまいち縞模様のサイズ感が
分かりにくいですが、
たて糸が増えていくうちに何となく縞模様の色の雰囲気が分かってきました。
ちなみに糸がクロスになっているのは「あぜ」、または「あや」と言って、
たて糸を機にかける作業をスムーズに進めたり、糸が絡まって傷むのを防いだりと
大事な役割があります。
特に縞模様の場合は糸が一本ずつクロスになっていることで糸の並びを
正確につかむことが出来ます。
整経台(せいけいだい)から外してからは出来たたて糸を量り、
必要なよこ糸の分量の予測をしたり、今後の作品作りの参考にします。
この色の糸の他にも今後に使うたて糸を作っていこうと思い、
たて糸づくりをもう少し続けていきます。
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