今回は藍染めでたて糸にしようと機かけの準備を始めました。
わりとはっきりした青色の糸なので、綺麗に澄み渡った空の色や
深い海など様々な風景をイメージして織っていきたいと思います。
機かけ・整経（せいけい）
整経は織り機にかけるたて糸を張りを揃えて整える工程です。
私の場合は杭がたくさん並んでいる整経台（せいけいだい）という、
専門の道具を使って作業をします。
たくさんのたて糸を作る場合は、より多くの糸を束ねて杭にかけていく方が
早く効率的にたて糸を作ることが出来ます。
なので、糸はなるべく多くの木枠に分けて巻き、
それらの糸を束ねて必要なたて糸の本数分になるまで決まった長さの杭の間隔を
往復していきます。
（ただ今回は元の糸の量が少ないので、4枠の糸で整経台を往復させて
たて糸を作って行く形にしました。）
そしてたて糸が出来たら整経台から外し、重さを量ります。
作業が進むうちに木枠から糸が減っていきハラハラしましたが、
何とかギリギリセーフでたて糸がつくれました。(^_^;)
筬通し（おさとおし）
出来たたて糸を筬（おさ）に予定した布の幅になる様に通して行きます。
筬の真ん中の位置から左右対称に糸が広がる様に通して行きます。
写真の金属の道具は筬の細い隙間に糸を通すための道具で、
名前もそのまま「筬通し」と言われています。
今回も筬の隙間が狭いので、通し間違わないように慎重に通して行きます。
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