少し前、冬の厚い雲の合間から太陽の光が差し込み、
光の指した辺りを明るく照らした光景を見る機会があり、
神秘的できれいな光景に思わず足を止め、見入っていました。
そして見ているうちに不思議と気分が明るくなったことから、
この光景をモチーフにして作品を作りたくなりました。
帰宅して調べてみるとこういった光は冬に多く見られる
薄明光線(はくめいこうせん)と言われる気象現象で、
神秘的な印象から「天使のはしご」や「天使の階段」、
また「光のパイプオルガン」といった別名が付いていることを知りました。
そして今回はハマラボさんの天使の羽の口金にちなんで作りました。
たてよこ両サイドにヤシャブシで染めた糸の濃淡を配置して、
グレーを基調にした冬空のイメージと中央部の太陽光のクリーム色と黄色の
濃淡とのコントラストを強調したり、同系色の糸の部分の境目が自然になるように
糸を入れ替えたりしました。
織り方を調整して光が広がって見えるようにして、
その光のエリアに天使が舞い降りて来たイメージで天使のボタンを組み合わせました。
作品のイメージの元になった光景です。
冬の厚い雲に覆われる日が続いていて何となく気分まで沈みがちになっていたので、
雲が切れて行って光が差し込むようになり辺りが少しずつ明るくなっていく様子が
とても綺麗でした。
反対側は光が差し始めたすぐでまだ雪が残っている様子をイメージして
白い部分を多めに織っています。
中袋ははたくさんの若葉や花が雪の下で春を待っているイメージで合わせました。
サイズは口金の幅は12㎝で、マチが広めなのでカード類の整理や
バッグ内の小物を纏めて入れたりと使い道は様々です。
こちらは時機を見て作品展やイベントなどに出品したいと思っています。
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