oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あけましておめでとうございます。

2017年もよろしくおねがいします。 昨年はホームページを作る事に挑戦し、少しづつ慣れて来たように感じます。 ひきつづき作品についての事や染織の楽しさをお伝え出来るようにがんばります。

カード織り 1

カード織りのカード カードそれぞれに糸を通して・・ 糸を通したカードをまとめます。 ここでは、日記で書いた、 カードを使って織るカード織りについて もう少し触れたいと思います。 カード織りは織り機でなく、 四隅に開けた穴に糸を通したカードを回しな…

珍しい染料 1 ~紅木紫檀~

染料店で液体状の染料として 販売されていた、紅木紫檀(こうきしたん) という染料で木綿の糸を染めてみました。 紅木紫檀は家具や楽器などに使われることが 多いという事ですが、近年は数が少なくなり 希少な材料となってしまったようです。 写真は同じ木…

綿から糸ができるまで 2

綿打ち ほぐれた綿のシート じんき 綿繰り機のローラーを通すと 綿が固まった状態で出てくるのでほぐします。 綿弓という道具ではじくと、 綿がほぐれるのと同時に綿に付いていた 細かいゴミも飛ばすことが出来ます。 綿弓はホームセンター等で資材として売…

綿から糸が出来るまで 1

綿の木(和綿) 今年収穫した綿 綿繰り 和綿(わめん)を何年か前から育てていて、 少しづつ綿をためて糸を作っています。 植木鉢でも育つので、負担無く育てられます。 和綿は昔日本でよく育てられていた、 繊維や花が小ぶりな品種の綿の木です。 木綿とい…

染めの日

糸と染料 染料を煮る 染色 今回は茜で木綿糸を染めました。 染めに使うのは染料のほかに 媒染(ばいせん)剤という金属の成分を含んだ 液体や粉末を使います。 みょうばんやアルミは明るい色が出たり、 木酸鉄といった鉄分の含んだ物を使うと 渋くて落ち着い…

織りの日

整経(せいけい) 綜絖(そうこう)通し 織り付け 小物が作りたいと思い、 長さの短い布を作ろうと準備を始めました。 まず一番に機にかける経糸を作るところから 始まります。 それは整経(せいけい)といって、 同じ長さの杭に経糸を作っていきます。 写真…

文庫・新書で工芸めぐり

今回は文庫本や新書の形態で 手仕事や工芸について紹介されている本をご紹介します。 最近は各地の伝統工芸や手仕事が見直されてきて様々なお店で出会えるようになってきました。 ●民藝と手仕事 ○『手仕事の日本』 柳 宗悦 著 岩波文庫 日本各地の手仕事を紹…

本との出会いも一期一会

何気なく立ち寄った本屋さんや古本屋さん、 またブックカフェで手に取った本には不思議な縁の ようなものを感じてしまいます。 ここでは偶然出会った本の中で染めや織りの活動にとても影響を受けている本を挙げてみました。 ●綿や麻など、素材そのものについ…

文庫・新書で染め・織りの世界へ 1

ここでは、染めや織りについて私が参考になっている本を おすすめ出来ればと思います。 今回は専門的でありながらも手に取りやすい、 文庫や新書という形で出版されている本を お勧めしたいと思います。 ●日本の染織 ○『日本の色を染める』 吉岡幸雄 著 岩波…