oribiyoriのブログ

草木染め、手織りした作品、また綿栽培や染め織りに関することを書いています。

茶の木の種の皮で染める。 ~染色~

 ここのところ朝晩の温度差が大きくなってきたことから

草木染染めをすることにしました。

 

~染料のこと・茶の木の実~

 今回は少し前染料屋さんで買った、お茶の木の種の殻で染めていきます。

年々茶畑も耕作放棄地が増え、社会問題となっているそうです。

 手入れされなくなって大きくなった木は実をつけます。

その実から油や食用にされるようになりますが、

実や種の皮はどうしても産業廃棄物となってしまうことから、

その再利用法として染料として販売されることになりました。

 

 茶の木の種自体見るのが初めてでしたが、こういった事情を知ることで

少しでも資源を有効に使いたいという点に共感し、

また珍しい染料への好奇心から染めてみたくなりました。

 

~染色の手順~ 

 染め方は煮だして染液を作り染める、と他の一般的な染料とそんなに変わりませんが、染料を煮出す際にわずかな量の重曹を加えて煮出しました。

 

~染めの前の下準備~

 ちなみに染める前に糸をあらかじめ水に浸し、

媒染剤ばいせんざい。わずかに金属の成分を含んだ助剤で、

色をはっきりさせたり落ちにくくする役割がある。)

をわずかに溶かしたお湯に一定時間浸しておきました。

 

 話を染めに戻し、何度か煮だして濾した液を集めて染め液にし、

下準備をしておいた糸を繰りながら染めていきました。

 今回の染料は糸に対して5割ほどの量ですが、重曹の効果か結構色合いが濃くて

赤みがあります。

 

 そして糸の方は今の時点でサーモンピンクの様な、

少し落ち着いたピンク色系統に染まっています。

 お茶のイメージは緑や茶色といった感じだったのでとても驚きました。

 

 しばらく糸を入れて煮て、染めた後は自然に冷めていくのを待ちます。

次の日にどのくらい染まってるかが楽しみです。

(秋や冬は気温差が大きいので、冷えていくうちに染料が

より深く染まっていく感じがします。

 それもあって濃い色合いにじっくり染めたい時は秋や冬に染めて

一晩置いておくことが多いです。)

 

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